【MICINのひと】生命保険の不可能を医療×ITの力で叶えた、信念のビジネスプロデューサー
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【MICINのひと】生命保険の不可能を医療×ITの力で叶えた、信念のビジネスプロデューサー

【MICINのひと】は、「MICINという組織の性格」を知っていただくために、ここで働くメンバーを一人ひとり紐解いていく連載です。

9人目は、これまでにない生命保険をつくるために、初期のMICINに参画してからずっと熱意を持って活動してきたこの人。

笹本 晃成 Terushige Sasamoto
保険事業部(MICIN少額短期保険株式会社 代表取締役)

みずほ銀行を経て、ジブラルタ生命保険にて生命保険の募集・営業企画・推進、募集人の監督、教育体制構築に従事後、2018年5月にMICINに入社。既存の生命保険のあり方に疑問を感じ、創業初期のMICINで業務に携わる傍ら、新しい生命保険のサービスを作り出すための活動を推進。2021年8月に、がんの治療中でも加入できる生命保険の発売を発表。

紆余曲折を乗り越え、難しいとされてきた「本当に困っている人が安心して入れる保険」を生み出した彼に、リリースの背景やMICINだから実現できる強みについて語っていただきました。

腹落ちしてやってきたはずの保険の仕事に疑問を感じはじめた理由

一般的な生命保険って、健康な人が将来の万が一に備えて加入するビジネスモデルなのですが、何かおかしいと思いませんか?

本当に困っているのは、病気になりそうだったり、病気を患っている人のはず。でも、そんな人がすぐに安心して入れる保険がなかったんです。

もともと私は、15年間外資系の生命保険会社に勤めていました。その頃に「こんな保険って作れないですかね?」とあちこち声をかけてみても、「作れるわけがない」の一点張りで。同じ業界の知人に聞いてみても同じでした。そしてこのことが、MICINに参画した理由です。

既存の生命保険会社で無理なら、どこか医療の情報を扱っている会社ならどうかなと思ってインターネットで「情報 医療」と検索したら、MICINの旧社名「株式会社情報医療」にヒットしたんです。すぐに「一度会って話を聞いてほしい」とホームページに問い合わせて、面接のときから「新しい生命保険を作りたい」とばかり語っていたような気がします。

「どうやったら作れるのかは分からないし、そもそも分かっていたら自分で会社を起こしています。でも、それが分からないからMICINで実現したい」と。MICINのメンバーや技術なら、従来の生命保険業界でも不可能だと言われてきたことが実現できるんじゃないかと思ったんです。

大企業からITベンチャーに転職したことへの不安はありませんでした。むしろ、入社当初から熱意を持っていることをやらせてくれて、ずっと感謝しています。

時期を遡って話すと、そもそも生命保険業界に入ったのは、銀行で10年間働いてから、もっと稼ぎたくて転職したからです。つまり金に魂を売ったようなものでした。

そんな中、私に契約をしてくれた方が亡くなったんです。そのとき、自分はお金を稼ぎたくて生命保険の業界に入ったけれど、生命保険という商材は、本来お金儲けの道具にしちゃいけないんだと気づいて。「今まで何をやってきたんだろう」と、自分の価値観を問い直した出来事でした。

それから少し経って、僕を採用してくれたマネージャーも癌で亡くなり、その後、チームを率いる立場になると、死亡保険金や病気になった時の給付金をお届けする場面に立ち会うことも多くなりました。

それまでは「何かあったときに役に立つのが生命保険だ」と腹落ちしてやってきたはずが、「まだやれることがあるはずだ」という想いがどんどん強くなっていって。

加入している間に症状を早期に発見してあげられたり、重症化を予防してあげられたりできるサービスって、本当は保険会社こそやらなきゃいけないんじゃないかと考えるようになって、どうしても実現したくなったんです。 

「MICINのビジョンには保険事業が不可欠」失敗しても挑戦し続けられる風土

MICINに入社してからは、メディカルチームに所属しながら生命保険会社に営業に行き、「MICINの技術を活かした保険商品や契約者向けの付帯サービスを作りませんか」とあちこち訪ねて周りました。

するとおかげさまでプロジェクトが立ち上がって、入社して6か月ほどで、保険事業としてそこそこの売上が立ったんです。それ以外にも2つ、大きなプロジェクトが契約締結までつながりました。

ただ、僕は営業しかやったことがなかったので、新しいサービスやプロジェクト立ち上げなどのPM的な観点や知識はゼロで。チームの仲間や会社にもたくさん迷惑をかけて、結果として抱えていたプロジェクトを2つとも潰してしまったんです。

そのとき、自分の中ではこれらのプロジェクトがダメだったらもう売上を立てられないと考えていたので、MICINに保険事業が存在する意義があるのだろうか、と考えてしまって。

でも、事業部長の徐さんも、代表の原さんも、社内のみんなも一貫して「MICINのビジョン実現のために保険事業は必要なんだ」という強いスタンスで居てくれて。

このまま自分がMICINにいて良いんだよと言ってもらえた気がして本当に嬉しかったし、必ず恩を返さなきゃいけないと思いました。そこから形になったのが今です。

「Pain」から「Gain」へ 生命保険の価値を変えるゲームチェンジャーを目指す

今回、MICIN少額短期保険株式会社が用意した最初の生命保険は、乳がん・子宮頸がん・子宮体がんに罹患した方が、乗り越えた後の人生に備えて加入できる保険です。

従来の生命保険では、「これまでにがんにかかったことがありますか?」という項目で「はい」だと、ほぼ一生、新しい保険には入れません。

現代は医療の技術も進歩していて、がんを経験した方の生存率もどんどん上がってきているのに、もう一度保険に入りたいと思っても受け皿がないんです。「がんになっても入れる」と謳われている既存の生命保険もありますが、例えば手術をして再発を予防するために、多くの方は5〜10年ほど通院する必要があります。その通院が終わった後、さらに5年経ってやっと入れる。

一方で、今回我々が作った少額短期保険は、最初の手術を受けてから6か月経てば加入することができます。

これが叶ったのは、既存の生命保険とは真逆の考え方から生まれたものだからです。

生命保険会社は「標準生命表」という、男女別に一歳刻みで分けられた過去の死亡率商品が作られているのですが、「これからどんな病気の人が増えて、どれくらい患者が増えるかの“予測値”をもとに保険が作れないか」という出発点から生まれたのが我々のサービスです。

つまり、今まさしく使われている医療のデータ、もしくはこれからのデータを元にしたサービス開発だからこそ、MICINでないと実現できなかったんです。

さらに、今後もMICINの他の事業部と連携していくことによって、少額短期保険の事業はものすごい可能性を秘めています。

例えば、糖尿病の患者さんが生活習慣のアドバイスをしてくれるかかりつけ医とオンライン診療で繋がり、日々の数値で保障内容が変わっていく保険があればどうでしょう。
加入者の症状や予兆をオンライン診療で早期に把握し、すぐに医療が介入することで、病気の進行を防いであげられるかもしれません。

また、MICINが開発しているデジタルセラピューティクスがついて、加入者の行動変容を促すことができる保険などで、疾患の重症化を防げる可能性もあります。

つまり、保険料を払っておいて「何かあったときにお金をもらう」といった従来の仕組みから、それに加えて「病気に負けないためのサービスを買っている」ようなイメージです。

簡単に言うと、これまでの生命保険って「Pain」なんですね。我々がやりたいのは「Gain」です。痛みに耐えるんじゃなくて、保険に入ることで何かが得られるような仕組みにしたいなと思っています。

MICINはまだまだ小さな会社ですが、本当にいいものを作ってきちんと届ければ、間違いなく喜んでもらえるサービスをこれからも作っていける基盤があります。

だから、できれば今後3年や5年のうちに、生命保険業界を一気に変えるようなゲームチェンジャーになりたいと思っています。

MICINのメンバーが気持ちのいい人ばかりなのは、利他的に「世の中を良くしたい」と思っているから

MICINには、前職までのキャリアや年齢に問わずお互いを尊重する空気感があります。若手であってもキャリアが浅くても、そのときに一番適した人がプロジェクトを任されるのがいいところ。

それに、MICINには利己的ではなく社会貢献をした上で利益を出したいといった考え方があります。だからメンバーの誰と話しても気持ちがいいし、自分が生きている間だけうまくいけばいいと思っている人は一人もいない。

MICINは「社会インフラ」を作ろうとしている会社なんだと僕は思っています。

個人的には生命保険もオンライン診療も治験も、将来的にはビジネスとしてなくなればいいと思っていて。困っている人をみんなが自然と助けられる社会なら、本来はどれも必要ないからです。社会インフラとして定着したらビジネスとして成り立たないけれど、そういう事業を進んでやりたいと思う人たちが集まっているのがMICINです。

50年100年先の世の中の役に立つことをやりたいと思っている人にとってはたまらない会社だと思うので、ぜひ仲間になってほしいですね。

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保険事業ではこれまでにないあたらしい保険サービスを一緒に生み出す仲間を大・大・大募集しています。少しでもご興味のある方はぜひご連絡下さい。(応募ではなく、カジュアル面談スタートでもOKです。その旨ご記載くださいね。)


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