【座談会】異職種からキャリアチェンジしたメンバーが語る、MICINでの挑戦
こんにちは。MICIN広報担当です。
MICINには個性豊かな面々が揃っています。どんなメンバーが揃っているのか、今回はキャリアのスタート時から大きく職種を変えつつ、今、MICINでビジョン実現に向けてチャレンジしているメンバーにお話を伺いました。
メンバーはこちらのお二人です。
Q.お二人のキャリアのスタートは?
田中:私は大学で理学療法士の資格を取り、大学院に進学しながら非常勤で理学療法士としてクリニックで働いていました。働きながら理学療法士・作業療法士向けの職場口コミサイトの立ち上げ・運営もしていたことから、卒業後は電子カルテなどの医療者向けシステムを提供している会社に入りました。
大里:私は学生の頃から医療や福祉のテーマに関心があり、公的サービスを必要な人に届けたいという想いから、新卒で厚生労働省に入省し事務官としてキャリアをスタートしました。早いタイミングで新型コロナウイルス感染症が流行し、必死で政策立案等に携わる日々でした。
Q.最初の職種からMICINへの転職。どんな転機があったのでしょうか?
田中:先ほどお話した通り、在学中にリハビリ職の方向けの職場口コミサイトのサービスを立ち上げた流れから、システム開発会社では理学療法士としての経験を活かし、現場で働く人がどう働きやすくなるかという視点からシステムの企画開発に携わっていました。
大学が医療系に強みを持つ学校だったこともあり、自分の周りにはリハビリ職や医療職の友人が多いのですが、あるとき友人に「田中はもうすっかりIT屋だね」と言われたんです。そこで初めて、友人たちは患者さんに向き合っているのに、自分は現場で働く人の業務効率化のことばかり考えてきたことに気づきました。「自分ももっと患者さんに向き合う仕事をしたい!」と思い、医療者の支援と患者さんの支援の両方にチャレンジできる、MICINのデジタルセラピューティクス事業部へ転職を決めました。
大里:公務員時代は職場がかなりアナログなことが多くて…。業務で自動化できることは無いのかと自分で模索している中でプログラミングに徐々に触れることになり、そこにやりがいを感じ始めたのがきっかけです。「プログラミングを通じて困っている人の課題を解決したい!」という想いから退職を決意しました。ただ、民間企業での勤務自体が未経験だったので、まずは業務委託という形でエンジニアとして働き、そこからMICINでもっとチャレンジしてみたいと思い入社することを決めました。MICINを選んだ理由としては、オンライン診療以外にもデジタルセラピューティクスやがん経験者向けの保険といった、様々なアプローチで患者さんに必要なサービスを提供している点に魅力を感じたところにあります。
Q.思いをもって転職されたお二人の、現在のMICINでの仕事について教えてください
田中:デジタルセラピューティクス事業部で、治療用アプリのプロダクトマネージャーをしています。治療用アプリは患者さんが利用しますが、医師も診察・治療において利用します。そこで開発も患者側、医師側で担当が分かれており、私は希望通り主に患者さん向けのミッションをアサインされ、ユーザビリティ調査や患者さんへのヒアリングなどを行いながら使いやすいアプリ開発に取り組んでいます。
大里:オンライン医療事業部のサービスの1つ、クリニック向けの通院専用キャッシュレス決済サービス「クロンスマートパス」の開発に携わっています。今はまだ、社内メンバーと打合せをし共に開発をしていますが、将来的には自分でも医療現場に赴いて、実際のオペレーションを見て、課題把握などにも携わってみたいと思っています。
Q.MICINへの入社にあたり不安はありましたか?
田中:不安というよりは、やはりせっかく資格を取ったのに、リハビリ職に携わらない仕事に就くのは・・・という気持ちは少しありました。ただ、自分も患者さんに向き合いたいという気持ちから、チャレンジすることができました。
大里:民間企業は未経験でしたし、ネットで「未経験からエンジニアに」というような記事や書き込みを見て、この世界甘くはないな…というのは知っていたので正直不安はありました。
ただ、知り合いのエンジニアの方に勉強内容や現状を話したところ、「独学でここまでやりきれる人はなかなかいないから、転職も大丈夫だよ!」と背中を押してもらいました。プログラミングを通じて困っている人の課題を解決したい!という強い思いと、MICINでの業務委託でやりがいを感じることができ、入社を決めました。
Q.MICINで「大変」なこと「面白い」ことは?
田中:今までの仕事は理学療法士で現場で働いていた自分の経験や友人たちのお話から「(自分自身がユーザーの立場に)なりきれる」ことが多かったんですが、患者さん向けになると新しく学ばないとわからないところが多いので、全然違う感覚で最初は大変でした。
また、今開発中の治療用アプリはSaMD(Software as a Medical Device,サムディ)と呼ばれるプログラム医療機器を目指しており、これには薬事承認が必要となります。電子カルテなどのシステムとは、ルールや規制が全く違い、治験ステップの設計やどうデザインしていくのかなど、落としどころを決めて進めていかないといけないのが大変です。
一方で、MICINにはSaMD開発にあたる様々な専門のメンバーがいるので、打合せが多くて大変にはなりますが、直接話を聞いて相談しながら進めることができるので、とても面白いです。
大里:前職は毎日出社が前提だったので、MICINに入りリモート勤務がメインになったので、コミュニケーションの取り方の違いに、最初は戸惑いました。ただ中途社員向けのメンター制度やフォロー、対面での社内イベントなどが定期的にあるので、相手の顔が分かるようになりコミュニケーションがとりやすくなりました。前職も様々な専門家とともに働く職場だったので、MICINでもデザイナーやPdMなど専門が違うメンバーとチームで仕事をするのは、変わらず楽しいです。
Q.最後に、MICINで働く魅力とは?
大里:MICINは「医療業界の課題に真摯に向き合っている」、この点が会社の一番の魅力だと思っています。仕組みづくりやデータ活用で、患者さんに真直ぐに医療を届けようと皆で一丸となって取り組んでいます。
働き方でいうと、前職は年功序列型でしたが、MICINは年齢や性別に関係なくスキルがある人がそれを活かして働いているので、若くても優秀な方が沢山いて、自分自身のモチベーションにもなっています。
田中:デジタルセラピューティクスという、まだプレイヤーが少ない領域で新しいチャレンジをできていることが自分としては魅力です。またMICIN会社全体で、オンライン診療や保険など、患者さんに必要なものをトータルで提供しているのでシナジーを考えていけるという未来にも期待しています。
田中さん、大里さん、ありがとうございました!
今回お話を伺った2名だけではなく、MICINではキャリアチェンジして活躍されているメンバーが沢山います!!
MICINで働くことに少しでも興味を持ってくださる方はぜひ一度お気軽にご連絡下さい。
MICIN 採用ページ:https://recruit.micin.jp