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教えてCEO!MICIN CEO 原聖吾への12+αの質問

MICINの中の「ひと」や「こと」をお伝えしていくnote連載ですが、満を持して、ついに代表取締役CEOの原が登場です。

ただ、原の創業まで、そして創業からのストーリーは外部メディアのインタビューにて既に何度か取り上げて頂いています。

そこでせっかく自社メディアでのインタビューなら、外部メディアでは質問されないようなプライベートなことを聞いてしまおう!ということで、MICIN社内のSlackで「原さんに聞いてみたいこと」を募集してみました。

↓実際のslackの投稿

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普段はなかなか聞く機会のないくだけた質問から、ちょっと本質的な(?)質問まで。様々な切り口の質問を厳選しました。(本当は12人目の社員インタビューということで12問の予定でしたが、寄せられた質問数が多すぎて絞りきれず、16問紹介します。)

これを読んでいただけたら「ロジカル過ぎて隙がない」「反応が薄くて不安になる」(by 複数の最終面接通過者)と評判の最終面接も少しリラックスして臨んでいただけるかもしれません(笑)。なお、普段の原は、このインタビューから感じられるように、意外に(?!)親しみやすいキャラクターです。
ぜひご一読ください。

原聖吾 Seigo Hara
代表取締役CEO
東京大学医学部卒、マッキンゼーを経て、当社を創業。医師。
厚生労働省「保健医療2035」事務局にて、2035年の日本における医療政策についての提言策定に従事した。横浜市立大学医学部非常勤講師。スタンフォードMBA。

では、全16問をテンポよくご紹介していきます!

Q1:よく聴く音楽は?

ジェイソン・ムラーズやジャック・ジョンソン。
ゆったりした感じの音楽をよく聴きます。

Q2:好きな漫画は?

『マスターキートン』。

考古学者でありながら、特殊部隊にいたというアンビバレントなものが同居している主人公・キートン博士のキャラクターが魅力的だなと思っていて、小学校の頃に出逢ってからずっと好きな作品です。

あとは、作中によく出てくる「生き延びるための豆知識」みたいなものがけっこう面白くて。

とある戦闘シーンで、相手はナイフか何かを持っていて、キートンは鉄の棒みたいなものでしばらく戦うんですが、それをポイッと突然捨てて、そっちに敵の気が取られた隙に蹴りか何かで倒す、みたいな。

記憶が曖昧なのですが、古代の武術の秘策みたいなもので、「接近戦の場合、自分の武器を十分、敵に印象づけた後…、故意に武器を捨てることで、敵の攻撃パターンを操作することができる。北米イロコイインディアンのナイフ術の奥義だ」みたいなことをキートンが言うんです。

そこに「へぇ~」と思って、何かあったら自分もそういうことができるといいなぁと思いながら読んでいました。喧嘩することってあんまりないですけど(笑)。

Q3:名前の由来は?

私の名前は、両親が割とその場で決めたという感じですね。

目白にある聖母病院というところで、午後五時に生まれたから「聖」の字と「吾」で聖吾にしようっていう。

ちなみに姉も同じ病院で生まれているんですが、姉は聖母病院のエリザベス病棟で生まれたので「えりさ」という名前です。

多分普通は、もうちょっと念入りに検討してから決めますよね。このパターンで命名されたという人に他に会ったことはないです(笑)。

Q4:学生時代のあだ名は?

「せいちゃん」。

小学校のときに一部の人に呼ばれていて、同級生が何人か同じ中学校に行ったので、そのまま引き継がれました。

他にも何パターンかあるのですが、高校生になると何故かみんなから「原さん」って呼ばれるようになりました。

これはあだ名っていうのかな…男子校で、みんな結構いい加減なあだ名で呼び合っていましたね。

Q5:小さい頃の夢は?

タクシー運転手。

これは小学校に入るか入らないかぐらいのときですね。当時はマニュアルの車が多かったので、タクシーの運転手さんが狭い道とかをギアをガシガシ変えながら運転しているのが格好いいなぁと憧れていました。

でも、小学校に入って少ししたら、それを夢にするのもちょっと違うのかもと思うようになって、すぐに変わりましたね。

―他にもなりたかったものはありましたか?

全然才能もないですが、芸術系の道には興味がありました。でも高校生になった頃に、現実的なことを考えるようになって今があります。

Q6:一生懸命集めたけど、振り返ると無駄だったものは?

これはですね、昭和64年当時の10円玉を集めてました。

昭和最後の年だし期間も短かったから、すごく価値が出るんじゃないかと思って集めていたんですが…結局とこかにいっちゃいました。

Q7:「くさや」って食べたことある?

いや、なんか明確に「くさやだー」と思って食べた記憶はないので、食べたことはないと思います。

え、結構みんな食べたことあるものなんですか?? …ないんだ。まぁそうですよね(笑)。

―この質問は箸休めでした(笑)。

Q8:最近笑ったことは?


夏休みに千葉の海で子どもたちと磯遊びをしたんです。近所の釣り道具屋さんで、釣り糸とか魚を溜めるバケツを買って。

そこで、一緒に行った妻が日焼けをしないようにフルに身体を覆い隠す格好をしていたんですね。

そしたら、他にも同じように磯遊びに来ている家族連れのお父さんが、「すごい、けっこうみんな本格的だなぁ。あれ!なんか海女さんもいるぞ!」と。妻が海女さんに間違われていたっていう。

でも確かに言われてみれば、素肌を隠しているし、近くには近所で手に入れた本格的なバケツとかもあったりして。しかもその場で釣り糸とかをいじっていたので、「本物の海女さんだと思われても仕方ないかも」と爆笑してしまいました。あれは衝撃でしたね。

Q9:弱点は?

球技全般が苦手です。サッカーとかバスケとか、好きでやったりもするんですけど、全然うまくないんです。

―あれ、でも原さんは元バレーボール部だったような……?

そうですね。でもバレーボールは球技の中でも比較的シンプルな動きで、サッカーとかバスケってすごい立体的に動くじゃないですか。

バレーって縦横か飛ぶかなので、あんまりセンスのない私でも、背の高さを生かしてなんとか役に立てると思ってやっていました。

Q10:自身をひとつの漢字で表すなら?

この質問は難しいですね。うーん、パッと思いついたのは「忍」とか「泰」です。

―そのこころは?

「忍」は、色々な大変なことがあったとしてもしっかりと耐え忍ぶ、みたいなことで、「泰」は穏やかであるっていう感じですかね。

本当は自分が表に出ていったり目立つことはあまり好きではないので、そういうニュアンスです。

Q11:何をしているときが一番幸せ?

コレもなかなか難しいのですが、「無理っぽいな」ということができたり動いたりすると幸せを感じます。

直近だと、東京都の医師会でオンライン診療をやる話になったのは、すごく大きな動きだなと思っていて。

元々医師会ってオンライン診療には慎重な人たちも多かったんですが、このタイミングで医師会単位で我々の仕組みを使ってもらっているのは結構、隔世の感があるなと思います。

5年ぐらい前だったら想像もできないような、「無理っぽそうなこと」が起こっているという意味ではすごく良いなあと思いました。

―そういうときって、どの段階で幸せだと感じているんでしょうか?

やっているプロセス自体も好きではありますね。「無理っぽいなぁ」と思いながらも、「もしかしたらできるかも」みたいな。

『スター・ウォーズ』とかでよくギリギリのシーンがあるじゃないですか。「これは絶対無理でしょ」みたいな場面で、宇宙船を操縦して何か壊しに行くとか。ああいうイメージですね。

―原さんは、嬉しいときにて「やったー!」と言ったりするタイプですか?

そういうのはあんまりないんですよね。感情表現をすごくするタイプではないのですが、内心しみじみと「すごく幸せだな」と思ってはいます。

Q12:人間以外に生まれ変わるなら?

これもあんまり考えたことなかったんですけど…クジラですかね。あれこれ気にせずに泳いでいる、みたいな?

クジラもクジラなりに色々考えてはいるのかもしれないですけど、大きいから細々したことはあまり気にせずに、のんびり泳いでいるのかなと。体にフジツボとかついてても「まぁいっか」とか。

―ちなみに、もう一度人間に生まれ変わりたいと思いますか?

そうですね。どちらかというと人間がいいですね。人間の方が楽しいと思うけど、皆さんはそうでもなかったりしますか?

でも、人間以外だったら海か空か、人間には行けないところに行けたらいいなと思います。

Q13:起業をしなかったら今頃何をしていると思う?

これもなかなか難しいのですが、本当にやっているかは分からないけれど、田舎で医者をやるとかですかね。これは人生のどこかでやってみたいかもなとは思っています。島とかで。

島に住んで、朝晩は泳いだりして、日中は村の人を診療して、おいしい物を食べながら暮らしている。沖縄の離島とかをイメージしました。

―それでも、分野は「医療」なんですね。

あぁ確かに。でも、離島で他に役に立てることないし。

―「役に立つ」前提なのが、普段から見ている「原さんらしさ」を感じます。

なるほど。でも食べ物とか食べなきゃいけないわけだし…まぁ自分で採って暮せばいいのかな。

Q14:起業して一番嬉しかったことは?

色んな人に会えたことはすごく嬉しいなと思いますね。会社の中の人も外の人もそうですけど、それ自体が起業という形で実現したいと思ってきた要素でもあったので。

多様なタイプの人と会えて、そんな人たちと喜怒哀楽を共有することがすごく好きです。

人生の豊かさは、どれくらい喜怒哀楽の振れ幅があるかだと思っているので。

―その価値観が形成されたのはいつ頃ですか?

中学生のときに大道芸をやっていた頃ですかね。中学校の同級生たちと初めたんですが、そこからチームになって、色んな所でパフォーマンスをしていくプロセスは喜怒哀楽が詰まっている体験でした。

―そもそも大道芸をはじめたのは何故だったんでしょう?

もともと5個くらい上の先輩に一人、学校で大道芸をやっている人が居たんです。で、面白いなと興味を持って自分もやりはじめました。自分と同じように部活を辞めてブラブラしている同級生たちがいたので、「一緒にやろうよ」と声をかけましたね。

一緒に作品を作って、オーディエンスと感情を共感するのがすごく楽しくて。みんながハラハラしながら見ていて、上手くいったときに「わー!」と盛り上がるんです。

先程も芸術関係に興味があったとお話ししたように、表現をして感情を共有するみたいなことには興味があった時期はあります。でも真剣に仕事として考えるまでには至らなかったですね。

Q15:自身にとってのヒーローは?

これは、考えてみてもあまりイメージが湧かなかったです。

でも…そうだな……。例えば『三国志』で言うと、マニアックなんですが「姜維」というキャラクターがいてですね。

諸葛亮が死んだ後に最後に蜀の国を支えていく人なんですが、知性も武術も優れた人で、かつ最期に滅んでいってしまうところもまた、生まれた時代がもうちょっと早ければ違った結果になったかもしれないと思わされます。

これ、共感を得られるかわからないですけど(笑)。

Q16:今後の夢は?

今はとにかく、MICINで仲間たちとチャレンジしていることを、実現までやりきることに尽きます。

まだまだ道も序盤戦だと思っているので、この挑戦を続けていきたいし、そのプロセスも、さっき話したような「喜怒哀楽の豊かさ」を楽しみながら、挑戦していきたいなと思っています。

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原さん、ありがとうございました!

MICINでは、喜怒哀楽を共有しながら、医療や保険を進化させることに挑む新しい仲間を大募集しています。少しでも興味のある方はぜひご応募ください。お待ちしています。